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絶滅の恐れが高く「幻のカメ」と呼ばれるヘサキリクガメなど希少なカメを販売したとして、警視庁生活環境課は23日、種の保存法違反(譲渡)の疑いで、東京都中野区のペット店「ディジーポイント」の経営者、須藤俊之容疑者(44)を逮捕した。ワシントン条約で絶滅危惧種に指定されている3種類のカメ5匹を販売した疑い。現在、地球上に400匹以下しか生息しないとみられるヘサキリクガメを、2匹700万円で売っていた。須藤容疑者は一部否認している。
逮捕容疑は、2008年6月に千葉県船橋市の男性会社員(50)にヘサキリクガメ2匹を計700万円で販売。さらに09年11月、同じく絶滅の恐れがあるホウシャガメ1匹を同県市川市の内装業者の男性(32)に100万円で、10年1月には、さいたま市内でペットショップを営む男性にヨツユビガメ2匹を計8万円で販売した疑いがもたれている。生活環境課によれば5匹の体長は17~39センチ。
須藤容疑者は、5匹のうち2匹は扱っていないと主張しており「販売した事実はあるが、(逮捕容疑と)時期が違う」などと供述している。同課はカメを購入した男性会社員と内装業者も同容疑で書類送検する方針だ。「ディジーポイント」は、は虫類専門店でカメ以外にもトカゲ、ヤモリ、ヘビなどをペットとして販売。カメは数千円台のものから数万円の希少種まで幅広く取り扱っており、カメ飼育愛好家の間では有名で、通信販売もしていた。
ヘサキリクガメはマダガスカル島原産でヘサキは舳先(船の先端)のこと。黄褐色で最大甲長は44・6センチ。食用やペット用で乱獲が進んだため、1985年の時点で生息数は100匹から400匹とみられており、ワシントン条約で商取引が禁止されている。2007年12月には、茨城県のペット業者から押収された前例があり、現在は横浜市野毛山公園で展示されている。
「ディジーポイント」の違法販売は警視庁への匿名の情報提供で、発覚した。警視庁はこれらのカメは密輸されたものとみて、ルートを調べている。
(2011年5月24日06時02分 スポーツ報知)
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