【柴田惣一の直撃】気象予報士資格を持つお天気キャスターにして、プロレス格闘技専門チャンネル「サムライＴＶ」の番組ＭＣを務める元井美貴（３１）は、自他共に認めるプロレスオタク。マスクをかぶって「戦う天気予報」を披露するなど、人生すべてがプロレスに関わっている。 （2011年5月19日付　紙面から）

——かなりのプロレスファンだとか

元井：兄の影響で幼稚園の頃からです。キン肉マンや三沢光晴さんにはまりました。夢中でテレビで観戦してましたね。

——メキシコ一人旅をしたそうだが

元井：５年前に夢を実現させました。アレナ・コロセオ大会を生観戦し、会場周辺の屋台でマスク、フィギュア、ＤＶＤなどを大量に買いました。

——サムライＴＶ「Ｓアリーナ」のＭＣを始めたキッカケは

元井：お天気関係の知り合いが「そんなにプロレスが好きなら」とサムライのスタッフさんを紹介してくれて。去年の夏、新日本プロレスのＧ１クライマックスに向けて、通訳のお話をいただき、自信ないのに「できます」と即答。慌てて英会話の特訓をしました。

——プロレスの初仕事だ

元井：通常の英語の勉強に加え、ＷＷＥのＤＶＤを繰り返し見てプロレス用語も覚えました。それまで「ノーコメント」だったストロングマンが、私のインタビューで初めて話してくれたときは、うれしかったですね。

——その後ＳアリーナのＭＣを務めることに

元井：天気予報は２〜３分ですから１時間番組のＭＣは大きなチャレンジでした。でも、大好きなプロレスのお仕事。やりがいがあります。

——マスクをかぶって「ミキティコ」に変身し、プロレス技に例えた天気予報をしている

元井：ミキティコは別人ですよ〜（笑い）。次は選手の入場テーマ曲を生かしたいです。「鈴木みのるの風が吹き荒れるでしょう」とか。プロレス、大好きです。

※写真は東スポ「プロレス会場で見つけたナイスギャル」に登場していた元井キャスター（2003年7月3日付）

＜もとい・みき＞１９８０年３月２９日、東京都出身。青山学院大学英米文学科在学中からお天気キャスターとして活躍。趣味はパンダグッズの収集。フラダンスも得意でちびっ子に教えている。レスラーのモノマネを特訓中。レパートリーは藤波の息遣いなど。