イラストレーターの橋本勝さん、韓国の「祥明大学」で特別授業

 イラストレーター(風刺マンガ家)の橋本勝さんが、韓国の祥明大学・天安キャンパスで特別授業を行った。同校はソウル市と天安市にキャンパスがあり、双方で5大学院、19学部16学科から構成され、在学生2万人が学ぶ総合大学で、天安キャンパスの「マンガ学科」は特に人気があり、他にアニメ、映画なども人気の学部である。

橋本さんの「授業」を受ける学生たち

 同校の高慶日教授は正義感が強く「風刺マンガ」で有名で、京都精華大学に留学体験があり日本語も流暢で、留学当時、橋本さんの「風刺マンガ」に接し関心を持ち、約600人が参加している「韓国時事(風刺)マンガ協会」にも所属している。この度、橋本さんが日本軍慰安婦の『水曜デモ』に参加のため訪韓する事を知り招待された。
 5月12日の午前中にはプロジェクターを使い、橋本さんの経歴や作品の紹介をしながら、100人ほどの学生の前で「風刺マンガ」の意義や発想などについて話した。

橋本さん(右)と高教授(教授室で)

学生たちの「サイン」に応じる橋本さん

 

 

 

 

 

 

 

 韓国では日本の原発事故にも関心があり、午後は橋本さんの原発イラスト紙芝居【脱原発しかない】の講演があり、参加希望学生60人が橋本さんの熱演を聴いた。

原発紙芝居『脱原発しかない』を熱演する橋本さんと学生

 橋本さんの絵は「一口風刺マンガ」で言葉が要らず、国境を超え絵だけで理解でき好評であった。大凡7割程度が女子学生で、高教授は学生たちに大変な人気である。
 講演後、橋本さんが持参した本や9条「ハンカチ」どを抽選で学生20名ほどにプレゼントした処、サイン責めにあっていた。

 帰路のソウルで韓国の週刊誌『時事IN』のインタビューを受けて帰国した。                             尚、韓国では「風刺マンガ」を「時事マンガ」と表すとの事である。

 記者HP:http://serinobu.jimdo.com/

芹沢昇雄記者のプロフィール

【居住地】埼玉・小川町
【出身地】東京・神田  
【職歴】高校卒業後42年間、私鉄で電車の検査(電気)
【尊敬する人】「宮澤賢治、田中正造、林竹二、杉原千畝・・・・」
【関心テーマ】「冤罪・教育・平和・福祉・労働」など
【心に遺る映画】「二十四の瞳、米、ひめゆりの塔、ビルマの竪琴、人間の条件・・・」
【心に遺る本】「にあんちゃん」「いま、人間として」・・・
【好きな曲】「故郷、早春賦、若ものたち、フィンランディア・・・」
【趣味】「旅、山登り」
【幸せの尺度】「健康で、三度の食事が心配なく摂れること」
【今まで関わった事】神戸少年事件再審請求、被疑者国選弁護制度、住基ネット差し止め訴訟原告など
【今、関わっている事】撫順の奇蹟を受け継ぐ会・NPO中帰連平和記念館、冤罪JR浦和電車区事件、警視庁公安盗撮国賠訴訟

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