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ページ更新時間:2011年5月23日(月) 23時47分
浜岡原発、周辺海底に活断層か
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運転を停止した浜岡原発の近くに、過去の地震によって海底が最大2.8m隆起した跡が見つかりました。専門家は、東海地震とは違う別の活断層の存在を指摘していて、詳しい調査が必要だと話しています。
調査を行ったのは、経済産業省の研究機関「産業技術総合研究所」で、浜岡原子力発電所から東に2キロ離れた場所で、海底が最大で2.8メートル、局地的に隆起した跡が発見されました。
調査にあたった藤原治研究員によりますと、この隆起の跡は、過去の地震によるもので、近くの海底に活断層があることを示しているということです。
東海地震は、プレートのズレが引き起こす地震で、それによって国は静岡県沿岸がなだらかに1メートル隆起すると想定していますが、藤原研究員は、2.8メートルもの隆起をもたらすこの活断層も地震対策に考慮するよう求めています。
(産総研・藤原主任研究員):「別の地殻変動を起こす現象がある。今までそれは考えてこなかったわけですから、安全性を考える上では(この断層の存在を)考慮できるようになった」
これについて、中部電力の水野社長は23日の会見で、「承知している。御前崎海脚東部の断層帯を想定して評価をしている」と述べ、この断層について、その存在を認め、既に対策はとっていると強調しました。(23日19:19)