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ひったくり被害が東京を超え全国ワーストワン、節電の夜道…県警厳戒/神奈川

2011年5月23日

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 県内でひったくりの被害が相次いでいる。認知件数は19日現在、不名誉な全国ワーストワン。震災発生前後で目立った変化はないが、節電の影響で夜間は暗がりが増えていることも予想され、県警は取り締まりと防犯対策を進めている。

 県警によると、同日現在の認知件数は701件(前年同期比35件増)。東京都の687件を上回り、全国最多となっている。

 手口や被害状況は、8割がミニバイクまたはオートバイによるもので、被害者の8割以上が女性という。歩行中に車道側に持っていた、もしくは、自転車の前かごに入れたバッグなどが狙われている。時間帯は午後4~11時台が6割以上を占め、連続発生するケースもある。

 先月下旬、横浜市南区でひったくりが3件発生した。午前7時40分ごろからわずか15分間に、同区の住宅街で、オートバイに乗った2人組の男が追い抜きざまにひったくりを繰り返した。被害者は56、54、67歳の女性で、うち1人は約100メートル引きずられ、全身打撲を負った。

 南区の被害女性は軽傷だったが、死亡に至った事件もある。2006年7月、川崎市川崎区で、歩いていた女性(81)がひったくられた弾みで転倒させられ、頭に負ったけがが原因で亡くなっている。

 県警は、摘発だけではなく、ひったくりへの防犯意識を高めることを対策の一つに掲げる。

 3月末から、管内に駅が多い港北署をモデル警察署に指定。新横浜駅、大倉山駅などの周辺で、車道側に手提げバッグを持っている女性など被害に遭いやすい市民を対象に、注意と予防のアドバイスに取り組む。

 今月20日には、関係団体を集めた抑止緊急対策会議も実施した。県警は「明るく人通りの多い道を歩くなど、自分が被害に遭うかもしれないと思って警戒してほしい」と呼び掛けている。

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