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　２１日に７７歳で亡くなった俳優・長門裕之さんと、３５年前に「昭和九年会」を結成した俳優・愛川欽也（７６）が２２日、都内で会見し、３月の坂上二郎さんに続く昭和九年会盟友の訃報に「昭和９年生まれのやつ、もう死ぬのやめろ！って言いたいね」と悲痛な声を上げた。

　口からは懐かしい思い出がこぼれた。愛川は「同い年だったけど先輩みたいな貫禄があった」と振り返り「（妻の女優・南田）洋子ちゃんが死んじゃってから迫力なかったね。介護が生きる力になってたんだよね。洋子ちゃんが亡くなって生きがいを失ったんでしょう」と寂しげだった。

　同じくメンバーの藤村俊二（７６）も都内で取材に応じ、長門さんの訃報に驚きを隠さなかった。以前は月に一度、藤村経営のワインバーで「昭和九年会」定例会を開いていたが、昨年１２月に閉店以来、会う機会もなかったという。

　「ウチの洋子がさ」が口癖だったといい、「晃夫（本名）ちゃん自身は喜んで旅立ったんじゃないですか。洋子ちゃんのところへ行きたかったんでしょう。そう思いたいね」と、天国でのおしどり夫婦の再会を祈っていた。