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【年金問題】

年金記録25万件やり直し 派遣の中国人ら転記ミス

2008年1月31日

 年金記録不備問題で、マイクロフィルムの記録をコンピューターに入力するための転記作業を、日本語に不慣れな中国人らに任せた結果、ミスが続出して約25万件の作業をやり直していたことが、30日分かった。社会保険庁が民主党の部門会議で明らかにした。

 マイクロフィルムからコンピューターへの移管が必要となったのは、1950年代以前に退職した会社員や船員の厚生年金、船員保険記録計1470万件。社保庁は昨年12月から人材派遣会社に委託し、マイクロフィルムの氏名と生年月日を紙に書き写す作業を始めた。

 だが、派遣された1300人の中に、片言の日本語しか話せない中国人など外国人約60人が交じっており、作業現場でこれに気付いた社保庁側が点検した結果、多くの書き間違いが見つかった。

 社保庁は「まさか派遣会社が外国人を連れてくるとは思わなかった」と釈明。民主党は「社保庁はずさんな作業を繰り返している。不法就労者に作業を任せた可能性もある」として、国会で追及する方針だ。

 

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