関西テレビ放送株式会社

２２日夕方、京都市の鴨川で、遊んでいた男子中学生２人が流され、１人が死亡しました。

午後４時半ごろ、京都市東山区の九条陸橋の下流で「子どもが溺れている」と通報がありました。消防がかけつけたところ、中学２年生の男子生徒２人が流されていて、一人は自力で岸に上りましたがもう一人は５０ｍほど下流で川底に沈んだ状態で見つかりました。この男子生徒は、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。死亡したのは南区に住む丸山真之くん（１３）で、友人２人と川の中を歩いていたところ、深みにはまり、流されたということです。京都市内では、午前中雨が降って、川の流れが早くなっていたということで、警察は、生徒たちが流された状況について詳しく調べています。

兵庫県宝塚市で酒気帯び運転をしたとして大阪大学の教授が現行犯逮捕されました。この教授の専門分野は、「交通の心理学」でした。

道路交通法違反の現行犯で逮捕されたのは大阪大学教授三浦利章容疑者（６３）です。調べによりますと三浦容疑者は21日午後6時ごろ宝塚市南口のスーパーの駐車場で酒を飲んだ状態で車を運転したということです。三浦容疑者は「自宅で酒を飲んだ」と容疑を認めています。また、逮捕の直前駐車場の中で追突事故も起こしていましたがけが人はいませんでした。三浦容疑者は、「交通の心理学」を専門としており、1996年に関西テレビが「運転中の携帯電話の使用」について取材をした際、「人間の注意力は思っている以上に不完全です。大切なことをするときには集中して余計なことをしないのが安全の鉄則です。」と答えていました。大阪大学のホームページによりますと、三浦容疑者は国際交通安全学会に所属していたほか、「事故と安全の心理学」と題する著書などがあります。

京都府福知山市の世界一高いブランコのお披露目イベントが行われ、高さ２２．９メートルであることが確認されました。

この世界一の高いブランコは、過疎化と高齢化が進む福知山市三和町に人を呼び込もうと、地元で活動するＮＰＯ法人が作ったものです。２２日のお披露目イベントでは、ギネスに申請するために観光協会の役員らが立ち会い、ブランコの高さが２２・９メートルであることが確認されました。
ＮＰＯ法人京都ＳＥＩＮＥＮ団清水三雄理事長は「都会の方にぜひ来ていただきたい。是非一泊でこのブランコに乗りに。ブランコをベースに旅行に来ていただきたい」と話しました。
お披露目イベントでは、一般公募で選ばれた東京都内の夫婦が、ブランコの前で結婚式を挙げ、「世界一高いブランコに乗り世界一幸せになりたい」と愛を誓い夫婦揃ってブランコに乗りました。ブランコを見ようと、２０日は府内外からおよそ５００人が訪れたということで、過疎化が進む町の活性化に今後も大いに貢献しそうです。

夏の味覚「ハモ」が旬を迎えるのを前に兵庫県の淡路島では、「べっぴん鱧まつり」が開かれました。

丸々と太って脂の乗った夏の味覚、ハモ。南あわじ市の福良漁港では２２日、「べっぴん鱧まつり」が開かれました。ここに水揚げされるハモは一本釣りのため体に傷がなく、ビタミンＡなどが豊富で肌の老化予防に効果があるといわれることなどから「べっぴん鱧」のブランド名で知られています。２２日の祭りの目玉はこの「鱧レース」。地元特産の瓦のコースを下まで滑り落ちる早さを競います。順位を当てれば淡路島の特産品が当たるとあって、観光客らが真剣な表情で見守る中、港で一番早いハモが決まりました。
【訪れた人】「当たりました。ハハハハ」
ことしは豊漁だという淡路島のハモは７月頃までが旬だということです。

大阪城公園では、日本と韓国が一体となって、東日本大震災の被災地を支援するチャリティーイベントが開かれました。

韓国語で「ひとつの広場」を意味する「ハンマダン」と呼ばれるこのイベントは、東日本大震災の被災地を、日本に長年住む在日朝鮮の人たちも、一緒になって支援していくという気持ちを込めて開かれたものです。大荒れの天気にも関わらず、会場には大勢の人たちが詰め掛けました。降り続く雨でステージは水浸しとなり、イベントも一時中断するほどでしたが、それでも優雅な韓国の伝統芸能に会場は一体となって盛り上がっていました。会場では、東日本大震災の募金活動も行われ、全額、被災地に寄付されるということです。

原子力発電の今後について国民が直接判断する国民投票制度の実現を目指す会議が大阪で開かれました。

会議を開いたのは地方議員やジャーナリストらからなる『みんなで決めよう「原発」国民投票』という団体です。この団体は、東京電力福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、市民の強い関心が集まる「原発の今後」について、主権者である国民が直接判断する、国民投票の実現を目指しています。２２日の会議では「脱原発」にも「原発推進」にも偏らない公平な仕組みづくりなどが話し合われました。会議に参加した住民投票に詳しいジャーナリストの今井一さんは「本当に公平で本当に質の高い国民投票をやって、どんな結論が出ても自分たちひとりひとりがよく考えてよく話し合って結論を出すということに意味がある。」と話します。団体では今後も議論を重ねるとともに、国会議員にも働きかけて国民投票の実現をめざします。

２２日未明、大阪府堺市内のリサイクルショップで時計や指輪など２００万円相当が盗まれました。直前には近くで似た手口の窃盗未遂事件も起きています。

防犯カメラが捉えた、真っ暗なリサイクルショップの店内でショーケースに近づく怪しい人影。すると突然、店内に防犯用の煙が噴き出します。２２日午前４時前、堺市北区のリサイクルショップ「ネクスト５１百舌鳥店」で不審者の侵入を知らせる警報機が作動しました。警察がかけつけると、店のシャッターがこじ開けられて、ブランド品の腕時計など３０点、約２００万円相当が盗まれていました。被害にあった店の社長は「（ショーケースの）横を割られて、ロレックス（の腕時計）が盗られました」と話します。事件の約５０分前には大阪市住吉区内のチケットショップでも２人組の男による窃盗未遂事件が起きていて警察が関連を調べています。

大阪府阪南市の路上で、６５歳の女性が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、警察は近くに住む７６歳の男を逮捕しました。

自動車運転過失致死などの疑いで逮捕されたのは、阪南市の無職・赤田淳次容疑者（７６）です。
赤田容疑者は２０日午後８時すぎ、阪南市鳥取中の路上で、市内に住む長谷喜代子さん（６５）が知人と一緒に歩いていたところを軽トラックで後ろからはね、そのまま逃げた疑いが持たれています。
長谷さんは病院に運ばれましたが、その後死亡しました。
赤田容疑者は車のフロントガラスが割れていたことや事件の報道などを見て「自分かもしれない」と思い、警察に出頭したということです。
しかし、調べに対しては「人をはねた認識はない」と話しているということで、警察でさらに詳しく事情を聞いています。

大阪府枚方市の京阪電鉄の踏切に、男性２人が乗ったミニバイクが進入して電車にはねられ、１人が死亡・１人が重体となっています。

２１日午後１１時４５分すぎ、大阪府枚方市三栗の京阪電鉄の踏切に若い男性２人が乗ったミニバイクが進入し、京都から大阪方向に走ってきた特急電車にはねられました。
ミニバイクの２人はいずれも病院に運ばれましたが、運転していた男性がまもなく死亡したほか、同乗していた男性も重体です。
この事故で、電車の乗客にけがはありませんでした。
京阪電鉄によりますと事故当時、踏切の遮断機は完全に下りた状態だったということです。