スイス 大規模な反原発デモ
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スイス 大規模な反原発デモ

5月23日 4時11分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、スイス北部で大規模な反原発デモが行われ、およそ2万人の市民が、運転開始から40年を超える国内の古い原発の即時閉鎖などを訴えました。

デモが行われたのは、ドイツとの国境に近いスイス北部の町ベツナウにある原子力発電所の周辺で、22日、スイス各地に加え、ドイツやフランスなど周辺の国々からおよそ2万人の市民が参加しました。ベツナウ原発は、運転開始から42年を迎えたスイスで最も古い原発で、老朽化が指摘されており、集まった市民は、原発の危険性などを訴える旗やボードを掲げながら行進しました。そして近くの広場で集会を開き、スイス政府や電力会社に対して、古い原発の即時閉鎖や新たな原発建設の凍結、それに再生可能エネルギーの促進を訴えていくことを確認しました。スイスでは、原子力発電所の導入を1960年代の終わりから進め、現在は5基の原発が稼働し、国内の総発電量のおよそ40%を占めています。しかし、福島第一原発の事故以来、国民の間には老朽化した原発への不安や、原発推進国である隣国フランスの原発の安全性を疑問視する声も広がっており、スイス政府はこうした動きを受けてエネルギー政策の見直しを検討しています。