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【プロ野球】

巨人 5割逆戻り あと1本が… 円谷が 大田が痛恨三振

2011年5月23日 紙面から

巨人−オリックス 9回裏2死二、三塁、空振り三振に倒れた大田=東京ドームで

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◆オリックス4−1巨人

 勢いがつけば強いが、受け身になるともろい。ヤング打線の巨人が経験不足を露呈してわずか1点。9回、同点に追いついた後の逆転サヨナラ機を逃し、延長10回には新守護神ロメロが崩壊。3時間45分の末に敗れ、勝率は5割に逆戻りした。

 「もっと早い回に点を取れなかったというところが、こういう結果になった」。サバサバと振り返った原監督は、あえて9回の攻撃への言及を避けた。代打矢野の適時打で追いつき、さらに1死二、三塁と一気に試合を決める絶好機。しかし円谷と大田が連続空振り三振に倒れ、岡崎ヘッドコーチは「2人が前にも飛ばせなかったことが敗因」と指摘した。

 故障者続出で苦しい状況を救ってきたのは若武者の奮闘だった。17日からの楽天2連戦では円谷と大田が試合を決めた。ベンチに残っていた高橋信で決めにいく手もあったが「(代打を出す)選択肢はなかった」と原監督。“強運コンビ”に勝負を託した。

 層の厚さで他球団を震え上がらせてきた巨人も今は“1・5軍”打線。本来のスタメンは坂本、ラミレス、阿部、長野の4人だけ。「これが5人、6人となっていかないとね」と話していた指揮官の不安がはっきりと結果に表れてしまった。

 大田は「ボクの技術が足りなかった」と“力不足”を痛感。岡崎ヘッドコーチも「まだ経験のない選手たちだからね。これで経験を踏んでくれれば」と成長に期待した。嘆いたところで故障者は戻ってこない。貴重な機会を与えられた若手が、この悔しさを糧とするしかない。 (井上学)

 

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