「フクシマ原発事故」と民主党政権(29)
海水注入騒動で訂正、泥仕合を恐れて手打ちか。
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班目氏発言「再臨界、ゼロではない」と政府訂正
政府・東京電力統合対策室は22日、福島第一原発1号機の原子炉への海水注入を3月12日に中断した際、内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が菅首相に「再臨界の危険性がある」と進言したとしていた21日の発表を訂正した。
班目氏の発言について、「首相から再臨界の可能性を問われ、可能性はゼロではないとの趣旨の回答をした」と改めたが、再臨界の問題が注入中断に影響した可能性に変わりはなく、野党はわずか1日で訂正されることになった経緯も含め、国会審議で追及する構えだ。
発言内容の訂正は、班目氏が22日、首相官邸で福山哲郎官房副長官、細野豪志首相補佐官に申し入れた。出席者によると、発表の訂正を求める班目氏に、福山氏らが「可能性はゼロではない」と発言したとする案を提示、班目氏も了承したという。細野氏は22日夜、記者団に、「(発言内容の)基本路線は変わっていない」と述べた。その後、菅首相に訂正を報告した。
読売新聞 5月22日(日)18時27分配信
現在の民主党政権のデタラメぶりを象徴して余りある今回の出来事でした。時系列的に箇条書きで並べてみましょう。
1)政府は水素爆発が起きた第一原発に対する海水注入が中断した件に関して、原子力委員会の斑目春樹委員長が「再臨界の危険性がある」と発言したと公表。
2)斑目氏は「専門家としてそんな発言をする訳がない」と全面的に否定、政府の発表は侮辱的であると強く抗議した。
3)細野首相補佐官や枝野官房長官も、斑目氏の発言があったとした。
4)ところが、この「再臨界」発言を斑目氏は細野補佐官との会談後、「再臨界の可能性はと聞かれたので、可能性はゼロとは言えない」と言い始めた。
5)政府は危険性と可能性との言葉を巧みに変えて、これまでの政府見解を訂正した。
上手く国民を騙したつもりなのでしょうが、もう国民は又も政府が嘘をついたと誰しもが思っています。東京電力が震災直後から始めた海水注入を政府が約一時間に渡って中断させたことを、原子力安全委員会に押し付けようとしてした訳です。
しかし、斑目委員長がこれに激しく反発、泥試合は避けられないと見られていました。これは真実を知らされてこなかった国民の側から見れば大歓迎でしたが、政府は真実が国民に知れ渡ることを恐れ、斑目委員長の口をふさいだと言う事です。
言った言わないの問題はよく世間一般でも見られる事ですが、この件に関する限りこれほど重要で注目された言った言わないの問題を曖昧にすることは絶対に許されないことです。
当初、政府は斑目氏が「危険性を指摘した」と公表しながら、今度は「可能性を言った」と言葉を巧みに変えながら、この問題の収束を図り、結果的にどうだったのかをぼやかしてしまいました。
斑目委員長の怒りはテレビ画面で全国民に流れています。玄関先でインタビューに応じた斑目しは、「こんな事を言うわけがない」と怒った顔で「これでは原子力のげの字も知らない素人だと侮辱されたも同然だ」とまで言い切っていました。
それが一転して“手打ち”となったようですが、こんな猿芝居を見せられた国民の側はふざけるものいい加減にして欲しいと言わざるを得ません。余りにも国民を舐めすぎています。
菅直人首相が再臨界の発生を恐れて中断させたというこれまでの事実が、大きな判断ミスとなり政治的な責任問題と発展することを恐れて、官僚に全ての責任を押し付けようとしたことが、そもそものこの訂正騒動の発端と考えfられます。
国会においてはこの疑惑の「再臨界訂正問題」を徹底して、追及して頂きたいと思います。
「日本の心を学ぶ会」勉強会開催のお知らせ
演題 現代真正保守運動と国学
戦後の在野における真正保守運動・右派運動は、様々なテーマや活動方法がございました。また、反共、領土問題、靖国問題、教育問題、国防問題、憲法問題、拉致・北朝鮮問題、在日や部落問題、創価学会問題など、様々な課題に取り組んできました。これらは日本弱体化を目的とした戦後の占領政策が作り出した問題が殆どであります。
インターネットの普及に伴い、これまでの保守オピニオン団体や民族派団体などの枠組みを超えた運動が起って来たことは周知の通りです。しかしながら、運動体として横の広がりはみせたものの、様々な方向性・方法論の違いで活動から疎遠になる人も見受けられます。そこでこのたびは、保守運動・右派運動の根幹であるべき「歴史伝統文化」を深く掘り下げる縦の精神論をテーマとしたいと思っています。
国学は、江戸中期に勃興した学問です。儒教
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%92%E6%95%99>や仏典<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E5%85%B8>の研究 <http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%94%E7%A9%B6>を中心とする学問傾向を批判し、日本独自の文化<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96>思想 <http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E6%83%B3>
、精神世界を、『古事記』『日本書紀』『萬葉集』を始めとする我が国固有の古典そしてわが国独自の歴史のなかに見出していこうとする学問です。
この学問が尊皇攘夷の精神を生みだし、明治維新へと繋がっていきました。現代保守運動と国学について解り易く基礎的な勉強をしたいと思います。皆様お誘い合わせの上、多数のご参加をお待ちしています。
【日 時】平成23年5月29日(日) 午後2時より
【場 所】港区生涯学習センター(ばるーん)東京都港区新橋3-16-3
JR新橋駅下車 烏森口徒歩三分地下鉄 浅草線・銀座線・ゆりかもめ:新橋駅下車4分
【演 題】*現代真正保守運動と国学―*真の維新とは何か
【登壇者】講師 四宮正貴先生 四宮政治文化研究所http://www.max.hi-ho.ne.jp/m-shinomiya/
講師 瀬戸弘幸 せと弘幸Blogu 『日本よ何処へ』http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/
司会者 渡邊昇 日本の心を学ぶ会
http://nihonokokoro.blog21.fc2.com/
【参加費】資料代500円 終了後、近隣で懇親会(3000円くらいの予定です)
【連絡先】日本の心を学ぶ会事務局
埼玉県川口市安行藤八33-13
電話:090-8770-7395
※ 問い合わせは、新橋生涯学習センターではなく学ぶ会事務局までお願いします
私には難し過ぎるテーマなので一旦はお断りしたのですが、現代における保守運動・社会運動を国学と切り離して話しても良いーとの主催者側の意向もあったのでお受けしました。よろしくお願い申し上げます。
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