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「多メディア時代」テーマ 佐大の佐賀新聞社提供講座始まる | |||
佐賀大学の学生らを対象にした佐賀新聞社の提供講座「ジャーナリズムの現在地方紙の役割とメディアリテラシー」が7日、始まった。約60人が4カ月にわたり、報道現場からの報告など「新聞の今」に触れながら、多メディア時代の新聞の将来像を学ぶ。 初回は田中善郎編集局長が佐賀新聞本社で講義。新聞の特性について「複雑化する社会全体の流れの中で出来事の意味を伝え、公論を形づくること」と解説。講座を通して新聞に親しみ、さまざまな社会問題の読み解き方を学びながら「確かな『情報選択の目』を養ってほしい」と期待を込めた。 受講生は熱心に聴き入り、編集局や印刷現場の輪転機の見学もした。 講座はNIE(教育に新聞を)の一環で、2002年度から全学教養科目として開講。記者や広告、ウェブ担当者らが講師になり、紙面の見出し付けやレイアウトの実習もする。講義は来年1月末まで佐賀大学や佐賀新聞社などで14回あり、試験に相当するリポートを提出する。
アナウンサー志望の辻田桃子さん(18)=文化教育学部1年=は「記事の書き方や取材の仕方を学びたい」と話し、総選挙報道の舞台裏など、次回以降のテーマにも関心を寄せていた。 |
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2009年10月07日更新 |