統一地方選2011
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【社会】裁判員制度2年、性犯罪刑重く 1万2千人が経験2011年5月20日 19時53分 裁判員制度が始まって21日で丸2年。最高裁の今年3月末現在の集計によると、裁判員裁判は1949件実施され、1万1889人が裁判員を務めた。集計から1カ月半以上が経過し、裁判員経験者は既に1万2千人を超えているとみられる。 裁判官だけの裁判と比べて性犯罪などの刑が重くなり、保護観察付きの執行猶予判決が多い。裁判員経験者に課される守秘義務や死刑判断の負担などに加え、裁判官だけの控訴審が新たな課題として浮上している。 最高裁集計によると、3月末までに起訴された裁判員裁判の被告は3377人で、2060人に判決が言い渡された。 有罪の2055人(99・8%、一部無罪2人含む)のうち死刑は5人、無期懲役が43人。執行猶予付きの判決は326人(15・9%)で、うち186人(57・1%)に保護観察が付いた。裁判官だけの2008年の執行猶予判決は13・5%(裁判員裁判対象事件)で、保護観察付きはうち31・8%だった。 有罪判決を罪名別にみると、(1)強盗致傷513人(2)殺人(未遂含む)469人(3)現住建造物等放火(同)182人―の順となっている。 (共同)
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