太陽族映画やテレビ、舞台などで活躍したベテラン俳優・長門裕之(本名加藤晃夫=かとう・あきお)さんが21日午後5時20分ごろ、肺炎がきっかけの合併症のため、東京・文京区の順天堂医院で亡くなった。77歳だった。病で第一線の舞台から離れていた長門さんは、復帰を目指してリハビリを始めた矢先だったという。葬儀・告別式は未定。
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またしても名優が天国へと旅立った。20日まで元気だったという長門さんだが、この日の正午ごろに体調が急変し、意識がなくなった。復帰を目指してリハビリのために入った病院で、付き人に見守られながら穏やかに息を引き取った。
都内にある長門さんの自宅兼事務所前で会見した実弟の津川雅彦(71)は「最後の会話は“アニキ、また映画出てくれ”“分かったよ、OK”だった」と明かした。役者としてもライバルでしのぎを削った兄・長門さんについて、「目の上のタンコブであり、目指してる人だった。70過ぎてぐだぐだしてるより、華々しく死んだ方が素敵。アニキも素敵」と涙ながらに語った。
長門さんは1934年、京都市出身。40年に映画「続清水港」でデビューし、名子役として注目された。61年に結婚した南田さんとはおしどりぶりで知られ、65年から81年までフジテレビ系音楽番組「ミュージックフェア」の司会を夫婦で務めた。認知症を患った南田さんが09年に亡くなるまでの4年間、献身的に介護した。
自身も10年8月に、10時間にもおよぶ解離性大動脈瘤(りゅう)のバイパス手術を受けたが、9月には認知症に関する講演会で仕事復帰。5月放送のNHKのレギュラードラマ「どんど晴れ スペシャル」の出演をキャンセルするなど、体調が心配されていた。この日、長門さんは午後9時15分、津川、女優・朝丘雪路(75)夫妻が待つ自宅へ無言の帰宅。午後10時ごろには、長門さんの姪(めい)にあたる、津川夫妻の長女で女優の真由子(37)が自宅を訪れた。また、女優の浅丘ルリ子(70)、歌手の川中美幸(55)らが弔問に訪れた。
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