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【ゴルフ】

元プロレスラー木戸修の愛娘 V戦線急浮上

2011年5月22日 紙面から

◇中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン<第2日>

 ▽21日、愛知県・中京GC石野C(6444ヤード、パー72)▽晴れ、気温27.8度、風速1.5メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽108選手(うちアマ3人)▽観衆1万183人

 今季の一押しビジュアル系、プロ4年目の木戸愛(21)が6バーディー、ノーボギーでベストスコア66をマーク。前日の51位から、首位と4打差の通算5アンダー4位に急浮上した。プロレスラー・木戸修の長女として生まれ、宮城・東北高では有村智恵らの2学年下で活躍。最終日、ツアー初Vへの期待もかかる。

 172センチ、58キロ。長身美脚のモデル体形がトーナメントロープの中でひときわ目を引く。父は違うロープの中で“いぶし銀”と呼ばれたプロレスラー。愛(めぐみ)の名の通り、アスリートの血統に愛くるしい笑顔、さわやかさも兼ね備えた美女ゴルファー・木戸が頭角を現した。

 「3週前ぐらいからショットはずっといいんです。昨日のオーバーパーが悔しかった。コースマネジメントとか考え方のミスがスコアに出てしまったから」と木戸。この日は3番で2メートルのバーディーチャンスを決めると、5番パー4で残り144ヤード・7番アイアンでの第2打をピンそばにピタリ。「OKバーディー」で通算スコアをアンダーパーへと潜らせた。その後も波に乗って4バーディーを追加。一気にV戦線へ前進だ。

 「66は試合での自己ベスト。ノーボギーも初めてですね。成長できたかなと思う」。今オフ、同じマネジメント事務所の先輩・上田桃子のオーストラリアキャンプに参加した。それがきっかけでスティーブ・マクレイ氏の指導を受けることに。「下半身の安定性からの上半身の回転、というのがメーンテーマ。球筋をドローからフェードに変えて、イメージがよくなりショットの確率が上がった」という。

 ゴルフには一切口を出さない父も、時折「家で私がダンベルを持ってたりすると『その上げ方じゃトレーニングにならないぞ』と注意してくれたり」と、貴重なアドバイザーだ。「最近は、よくなってきてることが大きいから自信を持って頑張れ、と言われてます」と木戸。その言葉を心の支えに、最終日は最終組の1組前で回る。4打差は「こういう位置にいられるのがうれしくて幸せ。その気持ちを忘れず、思いっ切りやりたい」という木戸には、ちょうどいい目標かもしれない。   (月橋文美)

 

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