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【サッカー】

“FW”谷口でニンマリ4発

2011年5月22日 紙面から

横浜M−甲府 前半11分、先制ゴールを決め駆けだす横浜M・谷口。左は渡辺=日産スタジアムで

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◇J1第12節 横浜M4−0甲府

 各地で6試合を行い、横浜Mは新加入のMF谷口博之(25)、FW大黒将志(31)の得点などで甲府に4−0で圧勝し、勝ち点を14に伸ばした。柏は名古屋と引き分け、勝ち点16で首位をキープ。浦和は0−2の劣勢から追い付き、2−2で引き分けた。福岡は磐田に1−4で完敗を喫し、開幕7連敗となった。

 今季これほどベンチで安心してサッカーが見られたことはなかったに違いない。「ま、前半で決まったな。久しぶりに楽させてもらった」。横浜Mの木村監督はニンマリと笑った。

 前半11分、「ニアのポストの前に立ってろ」と言った俊輔のCKは言葉通り、谷口の頭に合う。同17分には谷口のアシストでFW渡辺が決め、さらに同25分には渡辺のアシストで大黒がゴール。40分にも大黒が決めて前半で4−0。攻撃陣の数珠つなぎのゴールとアシストで、ワンサイドゲームとなった。

 広島戦に敗れて、木村監督はこの試合からシステムを変更した。中盤をダイヤモンドにしてボランチの谷口をほとんどFWの位置まで上げる事実上の4−3−3。「シーズン前からやりたかったのはこの形。谷口は狙い通り、思うことをやってくれた。次の仙台戦の手応えもある」と、木村監督の顔からは笑みが絶えない。

 引き気味にカウンターを狙う相手に、DFラインを下げる戦いは不利と考えた末のシステム変更。甲府のエースに成長したFWハーフナーを封じ込めたDF栗原は「前からくる相手と引く相手とで戦い方を分けられれば上位は十分狙える」と胸を張る。勝ち点を着実に積み重ね、横浜Mは再び首位を狙う追撃態勢に入った。 (荒川敬則)

 

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