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【芸能・社会】長門裕之さんが死去 俳優、演技派の名脇役2011年5月22日 00時00分
数多くの映画、テレビドラマに出演、高い演技力で存在感を見せた俳優の長門裕之(本名加藤晃夫)さんが21日午後5時20分ごろ、東京都文京区の順天堂医院で死去した。77歳。京都市出身。弟は俳優の津川雅彦さん、妻は2009年に亡くなった女優の南田洋子さん。 父は沢村国太郎、母はマキノ智子といずれも俳優、祖父も映画監督マキノ省三という芸能一家に生まれた。1940年、6歳のとき映画「続清水港」でデビュー。56年に南田さんと共演した「太陽の季節」で主役の青年を好演、人気を集めた。 今村昌平監督の「にあんちゃん」や「豚と軍艦」などに主演、悲哀とユーモアを感じさせる演技派として活躍。その後も映画「日本侠客伝」シリーズ、「赤ちょうちん」、テレビドラマ「池中玄太80キロ」「おていちゃん」など数々の作品に出演、名脇役として重要な役どころをこなした。 南田さんとは、おしどり夫婦として知られ、音楽番組「ミュージックフェア」の司会を2人で65年から約16年間務めた。南田さんが認知症であることを2008年にテレビ番組で公表、介護の様子が放送され話題になった。 (共同)
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