2011年3月29日 9時54分 更新:3月29日 10時26分
国際宇宙ステーション(ISS)の無人補給機HTV(愛称・こうのとり)2号機が役割を終え、29日午前0時46分、ISSから離れた。地球を周回し30日に大気圏に再突入、燃え尽きる予定だ。
離脱は宇宙飛行士によるロボットアーム操作に続き、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターの指示で2号機が噴射を4回行い、ISSの下方5キロの軌道(高度340~353キロ)に投入。同センターで未明に会見した佐々木宏マネジャー(48)は「姿勢制御もエンジンも正常に飛行している」と説明した。30日午前、この軌道を離れて落下に向け、噴射を更に3回実施、同午後0時9分に高度120キロで大気圏に突入する計画だ。【安味伸一】