パレスチナ:ハマス「休戦」宣言 ガザで軍事的緊張高まる

2011年3月27日 20時2分 更新:3月28日 0時34分

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは26日、同地区の各武装勢力が休戦に応じると宣言した。しかし、イスラエル軍のルソ司令官は同日、ガザ地区は「無秩序状態だ」として、各武装勢力にハマスの支配が及んでいないとの見方を示しており、効力は不透明だ。

 ハマスは同日、イスラム聖戦など各勢力と会談。ハマスのルドワン報道官は、イスラエル軍による08年末のガザ侵攻後の非公式な休戦について「占領者が尊重するなら(各勢力も)尊重する」と発表した。

 会談前の26日早朝には、ガザ地区からイスラエル南部に2発のロケット弾が撃ち込まれ、家屋1棟が損傷。27日早朝にはイスラエル軍がガザ北部を空爆し、武装勢力とみられる男2人を殺害した。

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