2011年3月27日 18時29分 更新:3月27日 21時38分
【ロサンゼルス吉富裕倫】米メディアは26日、福島第1原発から放出されたとみられる放射性物質がノースカロライナ州、フロリダ州など初めて東海岸で検出されたと報じた。18日に西海岸のカリフォルニア州で検出されて以降、西風に乗って約1週間で大陸を横断したとみられる。
原子力発電所の観測施設で検出されたとの情報を環境保護団体が25日に入手し、通報を受けた米メディアが電力会社に確認した。原発の観測施設は一般の計測器に比べ感度が高いとされる。全米の観測施設網を管理している米環境保護局は、東海岸への放射性物質到達を発表していない。