東日本大震災:給油待ちの男性 車内で一酸化炭素中毒死

2011年3月27日 16時47分 更新:3月27日 17時45分

 27日午前7時ごろ、福島県棚倉町棚倉の国道118号で、給油待ちの軽乗用車内で無職男性(82)がぐったりしているのをガソリンスタンド従業員が発見し、110番。間もなく死亡が確認された。車内の火鉢には暖を取ったとみられる練炭があり、県警棚倉署は一酸化炭素中毒とみて調べている。

 同署によると、男性はガソリンスタンドから国道に延びた車列の20台目付近に、エンジンを止めて並んでいた。遅くとも同日午前3時ごろには並び、ガソリン節約のためにエアコンをつけず、練炭をたいていたとみられる。

 福島地方気象台によると、27日朝の最低気温は、隣の塙町で氷点下5.1度と2月上旬並みに冷え込んだ。【阿部周一】

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