放射性物質:水道水、茨城以外は基準下回る

2011年3月25日 22時39分

 福島第1原発の事故が原因とみられる関東地方の水道水の放射性ヨウ素は、茨城で23~24日採取分が乳児(0歳児)の飲用基準を上回っているものの、東京、栃木などでは24~25日採取分がそれぞれ基準を下回る数値で推移し、飲用制限を解除している。各自治体などでは引き続き監視を続けている。

 茨城県古河市は25日、栃木県境の思川浄水場で23日採取した水道水から乳児の飲用基準(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る放射性ヨウ素142ベクレルを検出したと発表した。日立市も24日に採取した市内2カ所の浄水場の水道水から125ベクレル、229ベクレルをそれぞれ検出した。東海村でも123ベクレル、118ベクレルと基準を上回った。また、24日に採取した取手市の水道水で106ベクレルを検出した。一方、千葉県内の浄水場5カ所で24日採取した水道水も最大97ベクレルと基準を下回り、制限を解除した。宇都宮市の松田新田浄水場の25日朝採取分も36ベクレルとなった。

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