2011年3月25日 12時47分
東京電力は25日、従来5グループで実施していた計画停電の対象区域を25グループに細分化した、新たなグループ分けを発表した。従来の第1~第5のグループごとにさらに五つの小区分を設け、停電実施の有無を事前に公表する。26日から実施する。
従来は、被災した茨城県を除く1都7県を5グループに分けて計画停電していたが、1グループの範囲が広く、同じグループでも実際には需給に応じて停電する地域としない地域があったため、消費者などから不満が出ていた。対象区域を細分化することで実際に停電するかどうか分かるようにするという。
具体的には、従来のグループごとにA~Eの小区分を設け、実際の停電地域を「第1グループのA、B」などと公表する。停電の回数は、同じグループ内の一部地域に偏らないように配慮する。【青木勝彦】