NY原油:2年半ぶり高値

2011年3月24日 10時7分

 【ワシントン斉藤信宏】23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、中東・北アフリカ情勢の緊迫化などを受けて3営業日続伸。指標である米国産標準油種(WTI)の5月渡しは、前日終値比0.78ドル高の1バレル=105.75ドルと、終値ベースでは08年9月26日(106.89ドル)以来、約2年半ぶりの高値水準で取引を終えた。

 中東・北アフリカでは、リビア・カダフィ政権が欧米多国籍軍の軍事介入に徹底抗戦の構えを見せているほか、バーレーンやイエメンなどでも反政府デモが激化しており、投資家の間に世界的な原油供給への悪影響を懸念する見方が広がった。

 一方、同市場の金先物相場も、リビア情勢の緊迫化などを受けて安全な投資先として買い注文が集まり6営業日続伸、指標となる4月渡しは前日終値比10.40ドル高の1オンス=1438.00ドルと、2日につけた終値ベースの過去最高値を更新して取引を終えた。

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