2011年3月23日 14時25分 更新:3月23日 20時57分
東京都水道局は23日、金町浄水場(江戸川水系、葛飾区)の水道水から、国の基準を超える放射性ヨウ素が検出されたと発表した。食品衛生法に基づく暫定規制値で、放射性ヨウ素が水道水1キログラム当たり100ベクレルを超える場合は乳児の飲用に使わないよう求めているが、210ベクレルが検出された。都は同浄水場が水道水を供給している23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹5市の全域に対し、水道水で粉ミルクを溶かしたり、乳児に飲ませないよう呼びかけている。一般向けの基準(300ベクレル)は下回っている。
都は「代替の水が確保できない場合は飲んでも差し支えないレベル」と説明している。