東日本大震災：タイが無償貸与、ガスタービン発電施設が川崎港に到着　／神奈川

　東京電力福島第１原発事故などの影響で電力不足が予想される夏を前に、タイ電力公社「ＥＧＡＴ」が東電に無償貸与したガスタービン発電施設１基が２０日、川崎港（川崎市川崎区）に到着した。分解されて運ばれたタービンは３日かけて積み下ろされ、東電川崎火力発電所（１５０万キロワット）に設置される。
　これで発電量は一般家庭３万〜４万世帯分に相当する１２万８０００キロワットが加わることになる。電力需要が高まる８月までに運転を開始するために、基礎工事や燃料を供給するガスパイプの設置が急ピッチで進められる。
　東電は「全国から発電施設をかき集めているところ。支援に感謝したい」と話している。【高橋直純、写真も】

５月２１日朝刊

【関連記事】
県議会：議長に持田氏を、副議長は藤井氏　／神奈川
ドラえもんコンビニ：川崎に開店　ミュージアム開館に合わせ　／神奈川
東日本大震災：洗足学園音大が震災支援コン−−２３日　／神奈川
東日本大震災：川崎の梅からも２９．５ベクレルを検出　／神奈川
詐欺：東電社員を逮捕　交通事故保険金詐取の疑い　／神奈川