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桐生の小6女児自殺:「深刻ないじめなし」 桐生市と県、第2回弁論で主張 /群馬

毎日新聞 5月21日(土)12時5分配信

 桐生市立新里東小6年、上村明子さん(当時12歳)が10年10月に自殺したのは学校側がいじめを放置したためだとして、両親が市と県を相手取り、3200万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が20日、前橋地裁(西口元裁判長)であった。市と県は「深刻ないじめは存在しなかった」と主張、両親側との溝の深さが浮き彫りになった。
 市側は、第1回口頭弁論で答弁を保留していた自殺の経緯について準備書面を読み上げ、「明子さんが悪口を言われていたことは認識していたが、深刻ないじめにはあたらない」と主張。明子さんの給食での孤立は「クラスメート全員が意図的に仲間外れにしたわけではなく、いじめと言えるか疑問」と述べた。また、いじめた児童への指導など学校側の対応は適切だったとして、市、県ともに責任を否定した。
 一方、両親側がこの日の口頭弁論で読み上げた準備書面によると、いじめは明子さんが同小に転入した直後の07年11月ごろから始まり、徐々にエスカレート。悪口に加え、机に落書きされたり、給食に消しゴムのかすを入れられたとしている。また「いじめは長期に渡りエスカレートしていった。個々のいじめ行為を単発的にとらえて『深刻ではない』と判断するのではなく、全体的に考察する必要がある」と主張した。
 次回の口頭弁論は9月9日午前11時から。明子さんの自殺を巡る学校側の予見可能性などについて、双方が主張を展開する。【塩田彩】

5月21日朝刊

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最終更新:5月21日(土)12時5分

毎日新聞

 

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