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2011年5月20日(金) 19:20 |
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住宅用火災警報器の設置が義務化へ
消防法の改正で、住宅用の火災警報器を、今月末までに設置しなければならないのをご存知でしょうか。 消防では、普及に努めていますが、岡山県内ではなかなか設置が進んでいないようです。
消防法の改正により、まもなく住宅用の火災警報器の設置が義務化されます。 住宅火災により、全国で年間1000人以上が亡くなっており、その6割が逃げ遅れによるものです。 今回の義務化は、火災による死傷者を減少させるのが目的です。 今回の法改正でマンション・アパートなどの場合は、寝室に、2階建ての住宅は、寝室と階段スペースに設置が義務付けられます。 しかし、岡山県内の普及率は46.1%と、全国平均を大幅に下回っているのです。 岡山市消防局は警報器設置を啓発するため高校の放送部の協力を得て広報ビデオを作成しました。 火災から逃げ遅れないための警報器の重要性を訴えた作品に、きょう消防から高校に感謝状が贈られました。 設置義務化に伴う罰則は設けられていませんが、消防は火災から人命を守るために今後も普及啓発を進めていく方針です。 一方で、設置義務の期限が迫る今全国で火災警報器の悪質な訪問販売が多発しています。 消防署員や市役所の職員をかたり、数万円という法外な値段で売りつけるケースが多いということです。 消費生活センターによると店頭で販売される警報機は高くても8000円程度だということです。 火災から命を守るための警報器、消防などでは義務化を契機に一気に普及をはかりたい考えです。
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