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最終更新:2011年5月21日(土) 0時11分

菅首相、G8で「サンライズ計画」表明へ

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 福島第一原発事故を受け、来週、フランスのドービルで開かれるG8=主要8か国首脳会議で、菅総理が表明するエネルギー政策の原案が明らかになりました。2030年を目途に設置可能なすべての屋根に太陽光パネルの設置を目指すなどとした「サンライズ計画」が目玉となっています。

 JNNが入手した原案によりますと、菅総理はサミットで、地震・津波対策を講じ世界最高水準の原子力安全の実現に挑戦することを表明します。また、事故原因を究明し、来年後半、原子力安全に関する国際会議をIAEAと開催したいとしています。

 一方、日本のエネルギー戦略については、従来の原子力と化石燃料に再生可能エネルギーと省エネルギーを加えた「4本柱の育成」に挑戦するとしています。具体的には「サンライズ計画」として、2020年を目途に太陽光の発電コストを3分の1に引き下げ、設置可能な全ての屋根の5割にパネルを設置。2030年を目途にすべての屋根への設置を目指すとしています。

 あわせて、海上での大型風力発電やバイオマス、地熱発電などについても2020年代の本格的導入を目指すとしています。(20日23:14)

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