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モリヤ、スピード社と契約解除 新たな譲渡先模索

 民事再生手続き中の食品スーパー、モリヤ(仙台市)が、IT関連のスピードパートナーズ(東京)から再建支援を受けるスポンサー契約を解除したことが18日、分かった。モリヤは既に仙台地裁の管理命令を受けており今後、管財人の下で再生手続きを進める。

 管財人によると、契約解除は2日付で、両社の合意に基づく。9日付の管理命令を受けて実質的な代表権は西田洋志社長から管財人に移り、スピード社の招きで一時社長に就いた飯田晴雄氏は管財人の補助者となった。再生計画案の提出期限は当初の4月25日から10月25日に延期された。
 今後の再建方針について管財人は「新たなスポンサーを見つけ、事業を譲渡する方向で検討している」と説明している。
 モリヤは昨年7月、約102億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請し、8月に手続き開始決定を受けた。スピード社とは12月にスポンサー契約を結んだものの、経営方針などをめぐって対立。ことし3月の株主総会でスピード社が招いた全経営陣が解任される事態になり、両社が仙台地裁や弁護士を交えて対応を協議していた。


2011年05月20日金曜日


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