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[27859] アル中魔導師の頑張る話
Name: 村井奇一◆df4466b4 ID:70fe32ff
Date: 2011/05/19 03:54
どうも、村井です。なのはのなんて言うか、外伝?的な物に挑戦してみました。
何とか頑張ります。






 差し込む朝日と、吐しゃ物のほのかな香りでメッサーは目を覚ました。
 自分が横たわってるのはどうやら自分の部屋のソファー。
 察するに、昨夜の飲み屋から無事、部屋に辿り着いたようだ。
 どうやら今日は厄日の様だ。彼は静かにそう断定した。その種が来る前にここから出ようとしたその時。

じりりりりりん

 骨董品なみに古い電子音を鳴らしながら電話が主を呼ぶ。遅かった。深く溜息をつきながら、電話回線を開く。机の上の宙に開いたコンソールに、見知った顔が出た。嘆息しながら問う。

「何の用だ、クロノ」

「随分な御挨拶だな。久しぶりだな、メッサー」

「ああ、出来ればこのまま会いたく無かったよ」

 相変わらずだな、そう苦笑しながらクロノは、本題に入る。

「君に依頼したい事がある」

「断る。俺は今から断酒の講習会と通院と、スケジュールが詰まってんだ。とてもじゃないが、そちらの仕事は手伝えんね」

 きっぱりと、メッサーは手を突き出しながら拒否をする。
 メッサーは続ける。

「大体お前の持ってくる仕事はロクなのが無い。この間はロストロギアの回収だぞ。そんなもんを探偵に依頼すんな!」

 そうまくし立て、メッサーはコンソールの電源を切ろうとする。

「待て、今回は君にとても因縁のある話だ」

 クロノのその言葉に、一瞬動きが止まる。クロノは続ける。

「ゼスト一等空尉の姿がある次元世界で確認された」

 信じられないその内用に、メッサーは言い様のない目眩を感じた。













ゼストって、一等空尉だっけ? そんじゃまた。


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