どうも、村井です。なのはのなんて言うか、外伝?的な物に挑戦してみました。
何とか頑張ります。
差し込む朝日と、吐しゃ物のほのかな香りでメッサーは目を覚ました。
自分が横たわってるのはどうやら自分の部屋のソファー。
察するに、昨夜の飲み屋から無事、部屋に辿り着いたようだ。
どうやら今日は厄日の様だ。彼は静かにそう断定した。その種が来る前にここから出ようとしたその時。
じりりりりりん
骨董品なみに古い電子音を鳴らしながら電話が主を呼ぶ。遅かった。深く溜息をつきながら、電話回線を開く。机の上の宙に開いたコンソールに、見知った顔が出た。嘆息しながら問う。
「何の用だ、クロノ」
「随分な御挨拶だな。久しぶりだな、メッサー」
「ああ、出来ればこのまま会いたく無かったよ」
相変わらずだな、そう苦笑しながらクロノは、本題に入る。
「君に依頼したい事がある」
「断る。俺は今から断酒の講習会と通院と、スケジュールが詰まってんだ。とてもじゃないが、そちらの仕事は手伝えんね」
きっぱりと、メッサーは手を突き出しながら拒否をする。
メッサーは続ける。
「大体お前の持ってくる仕事はロクなのが無い。この間はロストロギアの回収だぞ。そんなもんを探偵に依頼すんな!」
そうまくし立て、メッサーはコンソールの電源を切ろうとする。
「待て、今回は君にとても因縁のある話だ」
クロノのその言葉に、一瞬動きが止まる。クロノは続ける。
「ゼスト一等空尉の姿がある次元世界で確認された」
信じられないその内用に、メッサーは言い様のない目眩を感じた。
ゼストって、一等空尉だっけ? そんじゃまた。