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　サザンオールスターズの桑田佳祐（５５）が、ＮＴＴドコモの夏キャンペーンＣＭに出演することが１９日、分かった。桑田がＮＴＴドコモのイメージキャラクターになるのは、サザンとして同社の誕生キャンペーンＣＭに登場した９２年以来１９年ぶり。昨年８月に食道がんの手術を受け、復帰後初めてのＣＭ出演となる。

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　復帰後初となるＣＭは、今月１４、１５日の２日間にわたり、滋賀県で撮影された。“（携帯電話は）でしゃばらず、でも離れすぎず、ちょうどいい関係で人々を幸せにしたい”というコンセプトのもと、桑田が若者を励ましたり、背中をちょっと押したり、一緒に歩きだしたり…という内容になっているという。

　バックで流れるのは桑田ががん闘病後、初めて書き下ろしたＣＭソング。「チーム・アミューズ！！」の一員として手がけた東日本大震災のチャリティーソング「Ｌｅｔ，ｓ　ｔｒｙ　ａｇａｉｎ」は、テーマ部分を桑田が書き下ろしたが、一曲フルで書き下ろしたのは、今回が闘病後初めて。アコースティック調のしっとりとした曲調に明るいメロディーがマッチした楽曲になっている。

　ＮＴＴから移動通信事業の譲渡を受け、ＮＴＴ移動通信網株式会社として営業を開始した９２年にドコモの“顔”として認知度向上に貢献した桑田。前回はサザンとしての出演だったが、１９年がたち、“再登板”では単独で起用された。ドコモ側は「桑田さんはドコモにとってまさに原点。日本は今、リスタートする時。ドコモも原点に立ち返り、新しい未来へ向けた一歩を踏み出したかった」と起用理由を明かしている。

　ＣＭは６月４日から全国で順次オンエア。