「WBA女子世界Sフライ級タイトルマッチ」(17日、後楽園ホール)
王者・天海ツナミ(26)=山木=が、挑戦者ペッチサイルーン(21)=タイ=を3回TKOで下し、4度目の防衛に成功した。1回から一方的な展開となり、2回には左フックでダウンを奪った。3回にラッシュをかけてレフェリーストップとなった。
「自分が『ツナミ』を名乗る意味に気付かされて、(震災を)忘れないためにもやれることがあると思った。終わってひと安心です」。最高の形で東日本大震災の被災者に勝利を捧げ、安堵(あんど)の表情を見せた。前日16日の調印式では、被災者をおもんばかって「ツナミ」というリングネームに複雑な心境を吐露し、涙を流した。
次戦は同級暫定王者との統一戦も計画されており、将来的にはWBCとのベルト統一も視野に入れている。「もっともっと強くなって世界の強い選手とやりたい」と、さらなる飛躍を誓った。
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