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「尺八教える」と連れ込み女子大生の胸触る

 「尺八を教えてやる」などと言って新聞の夕刊を配達していた女子大生(19)を自宅アパートに連れ込んで胸を触るなどしたとして、警視庁田無署は18日までに強制わいせつの疑いで東京都東久留米市の尺八奏者、荒木達也ことアラキ・タツヤ・コドー容疑者(78)を逮捕した。アラキ容疑者は、江戸時代から続く琴古流尺八奏者「5世荒木古童」を襲名していた。

 田無署によると14日午後4時ごろ、アラキ容疑者は夕刊配達のため自宅アパートを訪れたアルバイトの女子大生に、尺八を吹きながら「どうだ俺の尺八は。うまいだろう」などと話しかけ、「お前にも尺八を教えてやる」と女子大生を部屋に連れ込み、尺八を持たせた隙に胸を触るなどわいせつな行為をしたという。

 アラキ容疑者は犯行時、短パンをはいただけで上半身裸だったという。身の危険を感じた女子大生は部屋から逃げ出し、新聞販売店の上司に相談して被害届を提出した。アラキ容疑者は逮捕時に奇声を発して抵抗するなど精神的に不安定な様子で、「尺八を教えてやっただけだ」と容疑を否認しているという。

 アパートに隣接する会社の従業員は「(アラキ容疑者は)うちの会社のパートさんたちによく声をかけていた。尺八も部屋の外でよく吹いていたけど、『崖の上のポニョ』の主題歌ばかり吹いていた」と話した。

 アラキ容疑者は慶大卒業後に渡米して、ワシントン大学などに入学。5世荒木古童として、ホームページに自分の写真や経歴を掲載しているが、田無署によると「アメリカの大学には入っているが、ホームページに載っている大学名とは違う」と不明確な部分も多いという。米国人女性と結婚して米国籍を取得したがその後離婚、現在は1人暮らしをしていた。荒木古童は1800年代初期から続く名跡だが、アラキ容疑者は自ら伝統に傷をつけてしまった。

 [2011年5月19日11時0分 紙面から]

キーワード:

強制わいせつ

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