浄水場汚泥から放射性物質 神奈川県の9カ所神奈川県や川崎市などは19日、県内9カ所の浄水場の汚泥から1キログラム当たり最大5250ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。4月下旬以降、水道水からは放射性物質が検出されておらず、県は「飲み水として問題ない」としている。 県内の下水処理場の汚泥から放射性物質が検出されたことを受け、浄水場でも初めて調査した。国は下水処理場の汚泥に関しては、1キログラム当たり10万ベクレルを超えるものは適切な保管を呼び掛けている。 県などによると、汚泥は上水道として利用する過程で、ろ過するなどして発生したもの。5250ベクレルのセシウムが検出されたのは川崎市多摩区の生田浄水場で17日に採取した汚泥で、166ベクレルの放射性ヨウ素も検出された。 同県寒川町の寒川浄水場から13日に採取した汚泥からは、3088ベクレルのセシウムと331ベクレルのヨウ素を検出した。 これまでに、東京都の浄水場で4月27日採取の汚泥から最大6570ベクレルのセシウム、2440ベクレルのヨウ素を検出。埼玉県でも、5月6日採取分で最大7400ベクレルのセシウム、410ベクレルのヨウ素を検出している。 【共同通信】
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