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大阪府教育長「現場に任せて」 君が代条例巡り知事に

2011年5月19日15時37分

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 「大阪維新の会」の大阪府議団が5月府議会で成立をめざす君が代斉唱時の教員の起立義務化条例案について、同会代表の橋下徹知事は19日、中西正人教育長と意見交換した。中西教育長は来春の卒業式から府立学校の全教員に起立を求める職務命令を教育長名で出し、不起立の教員には現場の指導で対応する考えを表明。しかし、橋下氏はあくまで条例化をめざす姿勢をみせた。

 中西教育長は「問題のある学校には、文書や口頭で教員に指導し、学校の現状に応じて粘り強い指導を続けていきたい」と述べた。これに対し、橋下氏は「僕の立場で号令をかける」と主張した。

 維新の会は君が代条例を5月府議会で成立させ、繰り返し起立を拒む教員を懲戒免職にする処分条例案を9月府議会に提出する方針だ。府教委はこれまで、教員の不起立が目立つ府立高校の校長を面談などを通じて指導。校長は指導に従わない教員に対し、文書で職務命令を出してきた。

 4月の入学式では府立高校27校で計38人が起立しなかったが、府教委は校長の職務命令が出ていた2人のみを戒告処分。残り36人は処分しなかった。地方公務員法により公立学校の教員は上司の職務命令に従う義務があるため、教育長が全教員に起立を求める職務命令を出せば、起立しなかった教員全員を懲戒処分することができる。

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