「日本は安全」訴える 国際観光会議で代表団旅行関連の国際会議で、各国代表に協力を訴える日本代表団委員長の西田厚聡東芝会長(中央)と大塚陸毅JR東日本会長(右)=19日、米ラスベガス(共同) 【ラスベガス共同】世界の旅行関連企業のトップや公的機関の関係者約千人が集まる国際会議「グローバルトラベル&ツーリズムサミット」が19日まで米ラスベガスで開かれ、日本代表団の委員長を務める東芝の西田厚聡会長らが、東日本大震災の影響で激減している日本への観光客を回復させるための協力を各国代表に求めた。 西田会長は、福島第1原発の事故について「間違った情報を世界が持っていることに懸念している」と指摘。「健康被害に対する心配はなく、日本は安全だ」と風評被害を防ぐための協力を各国に訴えた。 また「日本は頑張っている。各国の方々に訪れて、頑張っている様子を見てほしい」と強調すると、会場からは拍手が起きた。 副委員長を務めるJR東日本の大塚陸毅会長は「被災した東北新幹線も既に復旧した。交通も宿泊も問題ない」と復興は着実に進んでいるとアピールした。 同サミットは毎年開催地が変わり、来年は東京での開催が決まっているが、代表団は被災地復興のために会議の一部を仙台市内で開く方針も明らかにした。 【共同通信】
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