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外国人から見た日本−20年遅れの社会主義国家?

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mkubo1提供:株式市場は非常識 : 変化をつかめ

先ほどのブログでも書きましたが、外国人と話す機会があり、いろいろと聞いてみました。
今回の震災や原発事故の政府の対応は、歴史に残るだろうと言っていました。
もちろん、悪い事例としてですが。
今までの日本政府も、わけのわからい行動が多かったが、今回は、群を抜いて変だということのようです。
「将来の世界史の教科書に日本政府のおかしな政策として出てくるよ」
ということです。

いや、これを聞いたとき、ちょっと「どきっ」としました。
今の首相など、私は、国をおかしな方向へ導いていると思いますし、主義主張すら感じません。
だから、「政策が変だ」ということは、納得で、「どきっ」っとした理由ではありません。

「どきっ」とした理由は、「世界史の教科書に」という下りです。
つまり、歴史的にみて、変だということは、この後、日本がとんでもなく悲惨なことになり、その原因が、菅政権のおかしな政策ということになるのかと考えたからです。
もちろん、とんでもなく悲惨なことが、どんなことかわかりませんが、世界史の教科書にのるということは、だいたい、良くないことだということですね。

現政権の政策を考えれば、みんなで苦労を分かち合おう、お金を持っている人からお金は取ろう、出来るだけ個人を保護して企業を罰しよう、都合の悪いことは出来るだけ伏せとこう(これは、そういう印象ということです)、などなどです。
さて、これは、何という経済体制でしょうか。
資本主義でしょうか。社会主義でしょうか。
説明するまでもありません。

実は、震災直後のどさくさにまぎれて、社会主義的政策が行われているわけです。
これは、20年前に、失策の烙印を押された経済体制なわけです。
政治体制として共産主義をとる中国ですら、経済は資本主義を導入しています。

話を戻しますと、「どきっ」としたのは、日本がこのまま(時代遅れの)社会主義的な政策が続き、経済が破綻しかけるような悲惨な事態になるのではと思ったからなのです。
そうなると、各国の世界史の教科書に載りますよね。

社会主義体制なんて時代遅れと思わないでください。
政権中枢の政治家は社会主義者が多いのです。前原さんは、いなくなっちゃいましたし…
また、官僚は、権限強化+既得権益死守ですので、これも、社会主義的に傾きやすいです。

大げさかも知れませんが、資本主義が当たり前の外国人にとっては、現政権には、かなりの温度差があるような感じでした。

それ以外では、欧州ネタですが、フランスの不動産価格が史上最高値更新中だそうです。
不動産価格を上げるというのは、国策でもあるそうです。
ドイツやイタリアも上がっているそうです。
もっと上がっているのが英国だそうです。ここは、緊縮財政の中、中銀が超緩和政策を取っているおかげですね。
一方、スペインは、まだまだ、ダメだそうです。
イタリアとスペインは、違うとのことでした!

スペインに話が及んだついでに、ギリシャについて、ユーロから脱退するのか聞いてみました。
「ありえない」
ときっぱり言っていましたね。
意外に結束は固いのかな?

最後に、日本のサプライチェーンが壊れて欧州にも迷惑をかけているのかと思いきや、自動車業界については、ほとんど影響はないそうです。
皆無といってもいいそうです。ちょっと驚きました!
VW(フォルクスワーゲン)とか好調ですから。
何も、日本を頼らなくてもって感じなんですね。

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株式市場は非常識 : 変化をつかめ

mkubo1

http://blog.livedoor.jp/mkubo1/

証券会社で、20年以上、株式関係の業務に携わっています。
世界的な資金の動きなど、グローバルな視点から株式市場や金融市場を見るようにしています。
また、日本の個人投資家などに、現実の金融市場を知っていただければと思い、ブログを書くようになりました。

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