殺人被害者の内臓が消える、調査結果「溶けたのだろう」=河南
サーチナ 5月19日(木)17時36分配信
2007年に河南省で発生した殺人事件の被害者女性の内蔵が、遺体から消えていたことが分かった。冷凍保存していた遺体を改めて法医学鑑定するために2010年8月に解凍したところ、心臓と肝臓がなかった。調査チームは5月11日、「盗難の可能性はない。自然に溶けたとみられる」との結論を提出した。遺族は納得していない。鳳凰網が報じた。
同省許昌禹州市で、医師をしていた王軍豹(36歳)が2007年3月12日、自宅の診療所で妻の馮秀敏さんを金づちで殴って殺害した。河南省許昌市中級法院(裁判所)は2010年11月28日、王被告に執行猶予2年つき死刑という二審の確定判決を言いわたした。
裁判を進めるにあたり、妻殺害の計画性が問題になり、2010年8月19日に、冷凍保存していた馮さんの遺体に毒物中毒の痕跡がないか、改めて確認することになった。
法医学の専門家2人と整理病理解剖学の専門家1人が遺体を調べたところ、心臓と肝臓がなかった。馮さんの遺族は市公安局に事件として捜査することを求めたが、公安局はいったん拒否。その後、共産党の指示で7人からなる専門家の調査チームが、調べることになった。
5月11日の結果発表では、「臓器が盗まれた可能性はない。遺体を冷凍保管していた葬儀場職員や外部者の侵入の可能性を含め調査した結果、盗難の可能性ないと認められた」、「臓器が消失したことについては、自己溶解と考えられる」との結論が示された。
調査結果について、遺族は納得していない。遺体は冷凍されていた上、腎臓など他の臓器がそのまま残っているのに、心臓や肝臓だけが完全に「溶けてしまった」とは信じられないと主張している。(編集担当:如月隼人)
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5月11日の結果発表では、「臓器が盗まれた可能性はない。遺体を冷凍保管していた葬儀場職員や外部者の侵入の可能性を含め調査した結果、盗難の可能性ないと認められた」、「臓器が消失したことについては、自己溶解と考えられる」との結論が示された。
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最終更新:5月19日(木)17時36分
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