鹿児島県の伊藤祐一郎知事は20日の定例記者会見で、定期検査中の九州電力川内原発(同県薩摩川内市)1号機の運転再開について「福島第1原発の事故原因が判明し、これに基づく安全対策に住民が納得しない限り難しい」と述べ、九電が計画している7月下旬の再開は困難との見方を示した。国にも「最終責任を持って安全性を保証し、公開の場で説明してほしい」と求めた。
川内原発の定期検査は1号機が10日に始まり、2号機も9月の予定。知事は3号機増設計画にも「福島原発の状況や原発増設をめぐる国の動向がはっきりするまで手続きを進めることは困難」とあらためて強調した。
また、防衛省が鹿児島県・種子島沖の馬毛島を米空母艦載機の陸上離着陸訓練地として最終調整に入ったとの報道については「地元の市と町は明確に反対しているので県も尊重する」と語った
=2011/05/20付 西日本新聞夕刊=