夢の途中

ヨウから、お昼過ぎに、メールが届いた。

今日は、穏やかな良い気候の日。

外仕事も、そんなに暑くなく過ごせている様で、

私も、長閑な時間を過ごしていた。

何通目かのメールに、

「風邪、引いたみたいなんだ」

そう、書かれていた。

大丈夫？と、返すと、

節々が痛くて堪らない

と、泣き言が・・・。

本当は、

もし、今度の日曜日休めたら、デートしようって、

数日前の彼からのメールに、書かれてた。

きっとまた、糠喜びで終わるんだろうな

って思って、私はその事に返事を書かなかった。

案の定？

思っていた通り？

そのどちらも、きっと正しい。

多分、日曜日も仕事になったんだと思う。

体調がって、言うと、

私が、もし、日曜日休みになっても、デートより、

体を治す方が、大切だよ

って、言うと思ってるからだろう。

勿論、心配じゃない訳じゃない。

でももう、９ヶ月逢えていないんだよ。

そうか・・・って、笑顔で言える程、

私、お釈迦様の様な心、持っていない。

じゃあ。もし、日曜日が休日なら、ゆっくり休んで下さい。

私の事は、気にしないで。って、

最初から気になんかしてないか。

逢いたいなんて、私からはもう言わない。

だって、逢えないじゃない・・・って、

携帯の辞書機能が、悲しく覚えるのは、嫌だから。

そう、メールをしたためたまま、

送信ボタンをいつ押そうかと、思案したまま。

逢えなくても、平気

心が繋がっているもんね

そう送ったら、ヨウは安心するの？

物分かりの良い彼女で、い続けるのも、限界だよ。

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