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【芸能・社会】

児玉清さん急死 「アタック25」司会36年、名脇役

2011年5月18日 紙面から

 映画やテレビドラマで活躍し、クイズ番組「パネルクイズ アタック25」の司会者として30年以上も親しまれた俳優の児玉清(こだま・きよし、本名北川清=きたがわ・きよし)さんが16日午後0時28分、胃がんのため東京都内の病院で死去した。77歳。東京都出身。葬儀・告別式は21日午前11時半から東京都文京区大塚5の40の1、護国寺桂昌殿で。喪主は妻北川好子(よしこ)さん。

 体調不良を理由に3月下旬から入院。「アタック25」の収録を休んでいたが、肝臓への転移もあり、先週末に容体が急変した。最期は妻の好子さんらに見守られた。関係者は「児玉さんは最後まで仕事に復帰できるよう頑張っていた」という。

 02年に胃がんで娘を36歳の若さで失った児玉さんは悲しみにくれたが、同じ病気に倒れた。

 学習院大在学中に演劇グループを結成。卒業後、第13期ニューフェースとして東宝入りし、映画「別れて生きるときも」「戦場にながれる歌」などで活躍した。

 1967年にフリーとなり、テレビのホームドラマなどに出演。75年に始まった「アタック25」では36年間にわたって司会を担当。切れのいい進行ぶりが人気となる一方、ドラマでは知的で安定感のある脇役を務め、若い俳優たちを支えた。

 出演作にドラマ「HERO」「龍馬伝」など。「龍馬伝」では福山雅治(42)演じる主人公坂本竜馬の父親を演じた。

 読書家で書評も多く執筆し、NHKBSの番組「週刊ブックレビュー」の司会も務めた。著書に自伝的エッセー「負けるのは美しく」「寝ても覚めても本の虫」などがある。

 ▽TBS系ドラマ「ありがとう」で共演した水前寺清子(65)の話 初めはインテリで堅物な感じがしましたが、本当に良い方でした。いつもチータ、チータとかわいがっていただきました。先日、玉川高島屋のレストランでお会いしましたが、今度一緒にご飯を食べようねと笑顔でお別れしたのが印象的でした。この訃報(ふほう)を聞き、本当に残念です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 ▽フジテレビ系ドラマ「HERO」で共演した女優松たか子(33)の話 (地検)城西支部の一員として、児玉さんのあたたかな眼差しを感じながら働けたことを誇りに思います。残念でなりません。しかしながら、心からの感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

 

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