浜岡5号機 排ガスからごく微量放射性物質を検出 (5/20 07:01)

 中部電力は19日、浜岡原発(御前崎市佐倉)内にある排気筒の排ガスから、ごく微量の放射性ヒ素を検出したと発表した。
 12〜18日に通気したフィルターを調査した結果、冷温停止中に海水が流入した5号機の排気筒から1立方センチ当たり0・046マイクロベクレルを検出した。中電は数値は極めて低く健康に影響はないとしている。
 中電は、18日にも液体廃棄物処理系設備がある補助建屋内の排気ダクトからごく微量の放射性ヒ素を検出したと発表している。中電はいずれも、海水の原子炉流入時に海水中に含まれるヒ素が放射能を帯び、気化して検出されたとみている。
 中電が12〜18日に実施した浜岡原発周辺の定期的なダストサンプリング調査では、放射性物質は検出されなかった。

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