東日本大震災の被災者を自宅に誘って住まわせ、出て行こうとしたところ暴行したとして、宮城県警暴力団対策課などは19日、傷害容疑で、指定暴力団山口組弘道会系組幹部の大村代寿容疑者(45)=宮城県名取市那智が丘=と同居中の元妻大村美奈子容疑者(38)=同=を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
同課によると、両容疑者は家賃数万円を払わせており、同課は金銭目的で誘ったとみて調べている。
2人の逮捕容疑は3月29日夜から30日にかけ、自宅に住まわせていた知人女性(39)と夫(45)に生活費などを要求。夫が避難所に戻ると言ったことに腹を立て、リビングで女性の顔を殴り付けるなどしてけがをさせた疑い。
[時事通信社]