サウンドコンテスト課題ディスクの審査ポイント
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作成日時 : 2011/05/17 18:02
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【クラシック】
「内田光子/モーツァルト ピアノ協奏曲第20番・第27番」
Track 3
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466第3楽章Rondo(Allegro assai)
内田光子(ピアノ)
指揮クリーヴランド管弦楽団
●音の観点
冒頭のピアノの速いパッセージの打鍵の明確さ。ピアノの音場内でのサイズ感はどうか。ホールの豊かなプレゼンス。
・0:12から
弦の高域の緊迫感、疾走感。第一ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ(コントラバス)の各パートの分離感。速い八分音符での高域と低域の対比感。特に低域のダイナミックさ、音場の拡がり感。
・1:01から
ピアノとオーケストラのバランス。その掛け合い、やりとりのスリリングさ。
●音楽性の観点
内田光子という大ピアニストの音楽特徴を理解し、彼女の演奏をダイナミックに再現したい。特にピアノに籠めた豊かな感情と強靭な意志力を表現したい。内田光子の他のCDも聴いて参考にすること。
モーツァルトの「ニ短調」の意味と感情をしっかり調べて、その結果を音に反映させること。なぜモーツァルトは「ニ短調」を選んだのか?できればスコア(楽譜)を参考にすること。
【ジャズ】
マイケル・ブーブレ/クレイジー・ラブ
Track 1
クライ・ミー・ア・リヴァー
●007映画のオープニングを彷彿とさせる、ゴージャスなイントロのスケール感と厚みの再現
●力強い打楽器の、しかも安定感のある強靭なリズムの迫力をサブウーファー(ウーファー)がどう鳴らすか
●ヴォーカルのくっきりとした克明な定位感
●ストリングスオーケストラとリズムセクションの距離感と立体的なステレオイメージはどうか
●冒頭から1分半までの表現力のリッチネスが肝となる。
【POPS】
シャンティ/ボーン・トゥ・シング
Track 11
クロージング・タイム
●イントロのアコースティックギターの音色とハイハットのシンバルワークのニュアンス。キレがあっても煩くならないように。音の立ち上がり、立下りに注意。
●ベース・ギターとバスドラムのバランスと量感。重なり合う部分での分解能。
●シャンティのヴォーカルのニュアンスが良く出ているか。高域がざわつかないように。
●左チャンネルのハモンドオルガンのふくよかさとキータッチの明快さ。
●全体にはミディアム・テンポの楽曲が持つ、ゆったりと流れる感じが出ているかどうか。
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