結局、再契約することになったものの、昨季終了後にいったんはノンテンダー(契約をオファーされない)にされるという屈辱も味わった。そして、今季の開幕時には渡米後初めてマイナーからのスタートだった。
■ターニングポイント
「投手と打者の勝負は、いわばハイレベルでのアジャストメントの繰り返し。いまの岡島は1、2年目のレベルに戻ろうと試みている最中だ。実績がある彼ならそれは可能だと思っているけどね」
エプスタインGMがそう語る通り、現在の岡島はターニングポイントに差し掛かっているといっていいのだろう。振り返れば08年の春にも苦しい時期はあったが、フォームや球の握りにマイナーチェンジを施すことで苦境を脱した。その当時と同じような危機回避能力を、ここで再び示せねばならない。
■2試合目以降は結果
マイナーでスタートした今季は4月18日にメジャーに昇格。直後の19日の初登板はアスレチックスの松井に2点二塁打を浴びるなど2/3回を投げて2安打3失点と打ち込まれたが、以降の6登板では通算7回2/3を投げて1失点のみ(防御率1.17)と結果を出している。
優勝候補の筆頭と言われながら、19勝20敗(14日現在)とスタートダッシュでつまずいたレッドソックス。逆襲を期すチームと足並みをそろえ、岡島も再びカムバックロードを駆け上がって行けるか。抜群の制球力を取り戻し、かつてのように右打者も煙に巻けるかどうか。岡島が35歳にして取り組む新たなアジャストメントの行方に注目が集まる。
レッドソックスの岡島秀樹がメジャーの舞台で生き残り続けている。9日にボストンで行われたツインズ戦では日米通算700試合登板(メジャーでは通算261度目の登板)を今季初勝利で飾った。目を見張るような球…続き (5/16)
メジャー5年目を迎えたレッドソックスの松坂大輔が、開幕直後から波瀾(はらん)万丈のシーズンを過ごしている。最初の2試合は打ち込まれて「不要論」も飛び出したものの、次の2戦では「渡米以来最高」と評価さ…続き (5/2)
オリオールズで3年目を迎えた上原浩治。今シーズンもこれまで4試合に登板し、無失点とメジャーでも十分に通用する実力の片りんを見せている(16日現在)。しかし、いまだに自分の役割をきちんと確立できている…続き (4/18)
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