■速球派の投手に挟まれて
「ここしばらくレッドソックスの先発ローテーションを構成した投手たちは、ジョン・レスターを除けば右投げの本格派ばかり。そしてクローザー役にも速球派のジョナサン・パペルボンが君臨してきた。ジョシュ・ベケット、松坂大輔、カート・シリング、クレイ・バックホルツといった先発投手と、パベルボンの間に挟んで、レッドソックスは変則左腕の岡島を実にうまく使ってきたという印象がある」
「もちろん岡島にも実力があったからそれが可能になったのだが、しかし起用法の巧みさに助けられた部分は大きかったと思う」
ハイレベルのア・リーグ東地区では、強打者と対戦せねばならないケースは自然に増える。その一方で、常に優勝争いが義務づけられたチーム内では必然的に優れた投手たちに囲まれて日々を過ごせる。
■メジャー生活今季で5年目に
100マイル近い速球を投げるベケットとパペルボンの間に岡島が出てくれば、相手打者は戸惑うだろう。自身に適したチームに入団できた巡り合わせも、岡島の成功に一役買ったといえるのではないか。
「珍しい投球フォーム」「優れた適応能力」「タイミングの良さ」を持ち合わせたがゆえに、レッドソックス内で存在感を誇示してきた岡島。渡米時に結んだのは2年契約(3年目はオプション)だったが、以降もチームに必要とされ続け、今季でメジャー生活も5年目を迎えている。
しかし昨季あたりから、このクレバーな左腕も少々苦しい時期を迎えている。4年目の昨季は56試合に登板したものの、防御率はメジャーで過去最悪の4.50。制球を乱すケースも多く、これまで巧妙にさばいてきた右打者にも被打率.340と痛打された。
レッドソックスの岡島秀樹がメジャーの舞台で生き残り続けている。9日にボストンで行われたツインズ戦では日米通算700試合登板(メジャーでは通算261度目の登板)を今季初勝利で飾った。目を見張るような球…続き (5/16)
メジャー5年目を迎えたレッドソックスの松坂大輔が、開幕直後から波瀾(はらん)万丈のシーズンを過ごしている。最初の2試合は打ち込まれて「不要論」も飛び出したものの、次の2戦では「渡米以来最高」と評価さ…続き (5/2)
オリオールズで3年目を迎えた上原浩治。今シーズンもこれまで4試合に登板し、無失点とメジャーでも十分に通用する実力の片りんを見せている(16日現在)。しかし、いまだに自分の役割をきちんと確立できている…続き (4/18)
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