レッドソックスの岡島秀樹がメジャーの舞台で生き残り続けている。9日にボストンで行われたツインズ戦では日米通算700試合登板(メジャーでは通算261度目の登板)を今季初勝利で飾った。目を見張るような球威も球速も持たず、2007年の渡米時にはほとんど注目されなかった岡島が、メジャーの強豪チームでリリーフ左腕としての立場を確立し、これだけ長く活躍できている理由はいったいどこにあるのだろうか?
■中継ぎ左腕は「回転ドア」
「すごい数字だと思う。強い身体に生んでくれた親に感謝したい」
日米通算700試合目となった9日、延長十回から登板した岡島はメジャーで自己最多の43球を投げ切り2回を2安打無失点に抑え、充実感に満ちた表情で語ったという。
中継ぎ左腕は、メジャーでは「Revolving Door(回転ドア)」と称されるほど入れ替わりが激しい仕事。その過酷な役割で、これだけの登板数を積み重ねるのは並大抵のことではない。
岡島が言及した身体の強さはもちろん、常にハイレベルの投球を続けることで近づくことができる記録である。
年 | 試合 | 勝 | 敗 | セーブ | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|
2007 | 66 | 3 | 2 | 5 | 2.22 |
2008 | 64 | 3 | 2 | 1 | 2.61 |
2009 | 68 | 6 | 0 | 0 | 3.39 |
2010 | 56 | 4 | 4 | 0 | 4.50 |
2011 | 7 | 1 | 0 | 0 | 4.32 |
計 | 261 | 17 | 8 | 6 | 3.11 |
■「期待をはるかに上回る働き」
岡島の成績を振り返ってみると、特に3年目まではリリーフ左腕としてメジャーでも素晴らしい数字を残している。
1~2年目の防御率は2点台だし(07年は2.22、08年は2.61)、被打率も3年目までは2割5分以下。やや不振だった4年目以外は三振/四球の比率が上質だったことも、ピンチでの登板が多い救援投手としては重要なポイントである。
「岡島は入団時の私たちの期待をはるかに上回る働きをしてくれたと言って良い。特に07年の世界一に大きく貢献してくれたからね」
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