東日本大震災:東北、燃料なお不足…ガソリン、関東は回復

2011年3月22日 20時47分 更新:3月22日 23時23分

販売が再開され、3000円分まで買えるようになったガソリンスタンド。来店者の車が行列し周辺道路を渋滞させないよう携行缶でのみ給油している=岩手県大船渡市で2011年3月22日午前11時9分、西本勝撮影
販売が再開され、3000円分まで買えるようになったガソリンスタンド。来店者の車が行列し周辺道路を渋滞させないよう携行缶でのみ給油している=岩手県大船渡市で2011年3月22日午前11時9分、西本勝撮影

 経済産業省は22日、東日本大震災で被災した東北地方と関東地方向け燃料の供給状況をまとめ発表した。東北地方で必要なガソリンなどの燃料は1日当たり約3.8万キロリットルだが、22日時点の供給量は約2.2万キロリットルにとどまっている。

 西日本や北海道の製油所から東北に輸送を進めているが、輸送手段が限られ運びきれていない。21日には太平洋側の重要な石油出荷基地である出光興産の塩釜油槽所(宮城県塩釜市)に震災後初めてタンカーが入港。鉄道輸送も再開したため近く必要量は運べるようになる見通しだが、末端のガソリンスタンドに十分に行き届くには、道路事情などもあり数日かかるとみられる。

 一方、関東向けの出荷量は22日までに平年並みに回復。通常営業に戻すスタンドも出始めている。【増田博樹】

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