政治【東日本大震災】首相「復旧・復興、財政再建までやる」 財源・危機管理 自公と溝+(2/2ページ)(2011.4.19 16:42

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【東日本大震災】
首相「復旧・復興、財政再建までやる」 財源・危機管理 自公と溝

2011.4.19 16:42 (2/2ページ)
参院予算委員会終了後、菅直人首相にあいさつする東京電力の清水正孝社長(右)=18日午後、参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

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参院予算委員会終了後、菅直人首相にあいさつする東京電力の清水正孝社長(右)=18日午後、参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

 実際、首相は政府の対策本部長として21日の訓練に参加し、自ら「住民の安全確保を最優先しつつ、事態の一刻も早い収拾を図ることが必要だ」と指示を出していた。もっとも、このときの「首相はペーパーを棒読みするだけ」(官邸筋)だったという。

 脇氏から、訓練の報告書がまとまっていないことを指摘された首相は「反省しなければならない」としながらも、こう開き直った。

 「首相は森羅万象に対応しなければならない。私が細かい所まですべて知っているかといわれれば、そこまで承知していない」

 まばたきをしながら、落ち着かない様子で野党側の質問を聞くことが目立った首相だったが、原発周辺での居住が長期間困難になるとの認識を首相が示したと松本健一内閣官房参与が紹介した問題に関しては、「そういう発言をしたことは全くない。事実無根だ」と歯切れ良く否定した。

 民主党の小沢一郎元代表が原発事故への不手際を理由に、野党側が提出を検討している内閣不信任決議案への同調を示唆するなど、「退陣論」が強まる中での論戦だったが、首相は最後まで政府の対応を正当化することに終始した。

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参院予算委員会終了後、菅直人首相にあいさつする東京電力の清水正孝社長(右)=18日午後、参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)
被災地での水道復旧作業に対し「心より敬意と感謝を申し上げたい」と書かれた書類を手にする菅直人首相=18日午前、参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

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